スタッフブログ
2021/07/21歯ぎしりが体に及ぼす影響
こんにちは、福山市神辺町にあります
おきとう歯科クリニック 大塚です。
今日は『歯ぎしりが体に及ぼす影響』についてお話したいと思います。
「歯ぎしりしている時には体重の約2倍の重さが歯にかかっている」
と言われるほど、歯をすり減らすだけでなく体に様々な悪影響を与えることが分かっています。
自分や家族の歯ぎしりが気になっている人も多いと思います。
<歯ぎしりが与える体への影響>
歯ぎしりとはギリギリと上下の歯を強くこすり合わせたり、ギュッと噛みしめたりすること。
歯ぎしりが原因で次のような影響が体に出る可能性があります。
虫歯、知覚過敏、歯周病
歯ぎしりの力が歯の根元に集中すると、歯茎を下げたり、むき出しになった根の表面をえぐったりします。
歯の表面がえぐれると象牙質という部分が露出していまい、虫歯になりやすくなったり、冷たいものや熱いものがしみる、知覚過敏の原因にもなります。
また、歯茎の位置が下がることで細菌が歯茎の中に侵入しやすくなり、歯周病を引き起こしやすくなります。
顎関節症
顎関節症とは、耳と目の間にある関節が痛くなったり、開閉しにくくなったりする症状のことです。
過度な力は、歯だけではなく関節の負担にもなり、顎関節症を発症させる場合があります。
顔が大きく見える
歯ぎしりでは、咬筋という筋肉に過度な力がかかることで、筋肉が盛り上がりエラが張ってるような見た目になってしまうことがあります。
歯ぎしりしているかのチェックポイント
人は無意識に歯ぎしりをしているので、なかなか自分では気づきにくいです。
自宅の鏡で簡単にできるのでチェックしてみましょう。
(歯)
- 嚙み合わせ...犬歯(糸切り歯)の先端の尖っている部分が平らになっていないか
- 歯と歯茎の境目...歯と歯茎の境目に段差が出来ていたり、根元の部分が剥がれたりしていないか
(歯茎)
歯茎では骨隆起が出来ていないかを確認します。
骨隆起は上顎の裏側の中心部分や下の歯の裏側の歯茎がボコボコしていると、骨隆起の可能性があります。
(舌)
歯ぎしりをしている時には、舌を歯に押し付ける状態になります。舌の表面がデコボコしていないか確認しましょう。
歯ぎしりの原因
- ストレス...歯ぎしりは、溜まったストレスを発散している行為ともいわれています。
- 習慣...仕事柄、歯をかみしめたり、こすり合わせたりする場合がある。
- 飲食、喫煙...大量のアルコールや喫煙する習慣は、眠りを浅くさせる原因になります。眠りが浅い時には口周りの筋肉が緩んで動きやすくなるので、歯ぎしりが起こりやすくなると言われています。
- 嚙み合わせ、骨格...上顎と下顎の位置のずれや歯並びの悪さなどの理由で噛み合わせが悪い状態だと、歯が当たりやすい部分では強くこすり合わさってしまします。骨格の位置がズレている「出っ歯」「受け口」の場合も
- 歯ぎしりが起きやすいです。
歯ぎしりの予防と対策
- 顔のマッサージをする...筋肉の緊張を緩める効果があります。耳の横から下に向かってクルクルと円を描くようにマッサージしましょう。1日に5分間、3~5回行うと効果的です。
- マウスピースを付ける...寝ている時や日中に歯に力を入れる場面があるときに使用します。歯科医院で作ることができ、約5,000円で出来ます。
- 定期的に歯の詰め物、被せ物のメンテナンスをする...数年経った詰め物や被せ物は、噛む部分がすり減って嚙み合わせのバランスが悪くなります。新しいものに変えたり、強く当たっている部分を調整したりすると嚙み合わせのバランスが良くなり、歯ぎしりが治まることがあります。
- 嚙み合わせを矯正する...歯並びが悪い場合には矯正治療をすることで歯ぎしりが改善するケースもあります。
歯ぎしりは放置しないで!!
歯ぎしりを放置していると見た目だけではなく、痛みやしみるといった症状が現れて生活に支障をきたすことがあります。
症状が悪化する前に一度、歯科医院で口の状態を診てもらうのがいいでしょう。
おきとう歯科では、歯並びが気になる方はマウスピース矯正も始めていますので、お気軽にお問い合わせください。
カテゴリ:お口のいろいろコラム,お知らせ,スタッフブログ
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