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「食べるときの姿勢」と「口腔状態」

こんにちは、福山市神辺町にあります

おきとう歯科クリニック 大塚です。

 

年齢を重ねると、ちょっとした飲み物や食べ物でもむせてしまうことがあります。
通常は飲み込んだ飲食物は食道を通り、胃に届きます。その後小腸や大腸などの消化器官で吸収して、体をつくる栄養素となります。

しかし、高齢になると飲み込んだ飲食物が食道ではなく、気管に入ってしまい、むせやすくなってしまうのです。

 

食べかすなどによって、雑菌が気管に入ってしまうと、そのまま肺で炎症を起こし、肺炎になってしまいます。これが高齢者の死亡原因にもなる「誤嚥性肺炎」です。

誤嚥性肺炎になる原因に、食べるときの姿勢と口腔状態の問題が挙げられます。今回は、誤謬性肺炎を防ぐために確認しておきたい2つのポイントについてお話します。

 

基本的な姿勢の保ち方

食事や飲み物を飲むときの正しい姿勢について、「椅子に座っているとき」「車椅子のとき」「ベッド上で食事をするとき」の3つに分けて解説します。

椅子に座っているとき
深く腰かけた状態で、足が床につき膝が90度に曲がるような椅子の高さに設定します。テーブルの高さは、手をテーブルに乗せたときに肘が90度に曲がる程度に調整しましょう。

車椅子のとき
椅子に座って食事をする場合と同様の姿勢が求められますが、車椅子は座面が沈んでしまうため、食事や飲みものを目視しにくいことがあります。低めのテーブルに変更するか、車椅子に座布団を敷いて、工夫しましょう。
また、車椅子に乗ったまま食事や水分補給を行うときは、しっかりブレーキをかけて、不意に動いてしまわないようにすることも大切です。

ベッド上で食事をするとき
ベッド上で食事を摂る場合は、頭を45度~80度に上げて、本人がうまく咀嚼できているかを確認しましょう。
ベッドマットと腰の間に隙間ができないように姿勢を整えたり、足を軽く曲げたりして、その下にクッションを入れて安定させます。首の下から後頭部にかけて枕を挟むと首が安定します。

口腔状態で気をつけたいこと

口腔状態を確認する
咀嚼がうまくできない場合、「義歯」や「舌苔」があるかを確認することが大切です。仮に義歯に不具合が生じているときは、歯科を受診して調整しましょう。
また、日頃の歯磨きの際に、舌の清掃も行ってください。

食べ物を口内に溜めこみ、うまく飲み込めない
高齢者が口腔内に食べ物を溜めこんでしまい、うまく嚥下できない場合、歯科医師や歯科衛生士と検討して、口腔状態の悪さが問題なのか、認知症などの疾患が影響しているのかを確かめましょう。

固形の食べ物を咀嚼中にむせる
咀嚼をしている最中、頻繁にむせてしまい、食事を続けられない場合は、食事を摂る姿勢や環境を再度確認しましょう。一口に入れる量が多いことも考えられるので、その際は口に運ぶ量を調整しましょう。

食後、頬の内側や口腔内に残りかすがある
咀嚼の状況に問題がある可能性と、認知機能の低下が原因の場合があります。まずは歯科医に相談して、どちらの問題に当てはまるかを確かめましょう。食べ物にとろみをつけるなどの対処で改善する可能性もあります。

飲み物でむせる
お茶や汁物などの水分でいつもむせてしまう場合は、とろみをつけるなどの対処が必要です。歯科医や介護施設の管理栄養士などにアドバイスを求めましょう。

食事中・食後に咳が出る
食事を摂取する方法に問題がある可能性があります。自身で判断できないことが多いため、利用している介護サービス事業者やかかりつけの歯科医に相談しましょう。

 

高齢者は嚥下機能が低下していることが多く、食事や水分補給の際に問題を生じることがあります。
姿勢や口腔の状態を確認して、高齢者でも食事を楽しめるように工夫をしましょう。

おきとう歯科クリニックでは訪問歯科診療も行っております。
嚥下の診察も行っておりますので気になられている方はご連絡ください。

 

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