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コロナ禍で歯医者に行ってなかったら、口の中が〝大変な状態〟に

こんにちは、福山市神辺町にあります

おきとう歯科クリニック 大塚です。

 

コロナ禍で問題視されている、医療機関の受診控え。厚生労働省など政府も注意喚起を続けていますが、医科だけでなく歯科についても、受診を控える人が多いことが指摘されていました。

日本歯科医師会は2020年9月のリリース『歯科医療に関する一般生活者意識調査』で、新型コロナウイルス感染拡大による影響について、以下のようにまとめています。

<2020年1〜6月に受診をキャンセルした人は「現在治療中」の約2割、
「現在中断中」の約3割。3〜4月のキャンセルが目立つ>

歯周炎は、歯周病の症状の一つです。
日本歯周病学会​​によれば、歯周病は日本人が歯を失う原因の第一位で、罹患率は15 – 24歳が20%、25 – 34歳で30% 、35 – 44歳で40%、 45 – 54歳は50%、そして55歳以上は55 – 60%という割合になっています。

歯周病は、プラーク(歯垢)中の歯周病原細菌によって引き起こされます。まず起きるのが、歯の周りの歯ぐき(歯肉)の炎症で、これが歯肉炎です。
歯肉から周囲の骨などの組織まで炎症が進行すると歯周炎となります

 

歯周炎では、歯を支えている骨が溶けてしまうことで、歯の揺れが始まり、場合によっては歯が抜けたり、治療として抜いたりしなければならなくなることもあると言います。

炎症は、歯と歯肉の境目(歯周ポケット)の清掃が行き届かず、プラークが停滞することにより生じます。自覚症状がないため、気がつかないうちに進行してしまうこともあります。
なお、喫煙により歯周病にかかりやすく、また悪化しやすくなります。

さらに、慢性的な歯周病は、心血管疾患、脳卒中、糖尿病の悪化、低体重児出産などのリスクを高めることが知られています。

 

「親知らず」
実は、親知らずの生え方によって、周囲の歯に歯周炎を起こすことがあります。
親知らずと言うと、磨きにくく虫歯になりやすいというイメージがあるかもしれませんが、他に歯周炎にも注意が必要です。

親知らずは、大臼歯(大人の奥歯)の中で最も後ろに位置する歯。永久歯の中で最後に発育し、概ね10代後半から20代前半に生えてきます。

そして、後から出てくるために、生えるためのスペースが十分でない、生える方向が通常と異なるなどの理由で、埋伏(埋まった状態)していたり、傾いてきちんと生えてこなかったりすることが時々見られるのも特徴です。

歯ブラシが届きにくいので虫歯ができやすいのはもちろんですが、歯が傾いて生えていると、親知らずと歯ぐき、あるいは親知らずと隣の歯の間に隙間ができるため、汚れがたまって歯ぐきの炎症が起きやすい​​という面もあります。

そうすると、親知らずの周囲が不潔になりやすく、歯肉の炎症を起こしやすい状態になります。

コロナ禍で生じた油断
進行しきってしまった智歯周囲炎でなければ、親知らずを抜歯し、並行して自分の歯並びを理解した上で、治療と、自分でも丁寧にブラッシングを継続すれば、歯周炎を改善し、歯を保存することは十分に可能です。

歯周病の治療としては、歯垢および歯石の除去、ぐらぐらする歯の咬み合わせの調整などを行います。
こうした治療が正しく行われれば、プラークが溜まる歯周ポケットは浅くなり、歯周病は改善します。

歯周ポケットがゼロになることは考えにくく、また深くなった歯周ポケットには専門医による治療が必要になりますが、状態をコントロールして、歯周病になった歯を残すことは可能です。

 

磨き方のポイント
・歯ブラシの毛先を磨くポイントに確実に当てること。

・歯や歯肉を痛めずプラークを除去するため、小さく、軽く、細かく磨いてくこと。

・1カ所につき10〜20回ぐらい、1日に最低1回、特に寝る前に、時間(少なくとも5分以上)をかけてゆっくりと丁寧に、隅々の歯垢を取り除いてくこと。

 

「最近、歯医者に行っていないな」という方がいたら。
思わぬ口内トラブルを招かないよう、ぜひ、定期的に歯科を受診することをおすすめします。

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