こんにちは、おきとう歯科クリニックの杉浦です。
ついこの前に新年を迎えたと思ったのに、あっという間に1月が終わってしまいました。一方で、まだまだ寒い日は続くようですし、コロナだけでなく、インフルエンザにも注意して過ごしたいですね。
さて、今日は、歯医者で必ず使われる『ローラーコットン』というものについてお話をしようかと思います。
歯医者で治療を受けたことのある方ならば誰しも、治療中、この『ローラーコットン』をお口に入れられているはずです。
まず、そもそも、『そのコットンって、なに?』という方が多いと思います。治療中、自分自身のお口を見ることはできないので、イメージできなくても当然です。下の写真をご覧ください。歯の両側を挟んでいる円筒状の綿が、いわゆるローラーコットンというものです。『いつも口に入れらていたのはコレか』と思い当たる方が大勢いらっしゃると思います。
(円筒状のローラーコットンでなく、四角い形の綿などを代用する場合もあります)

歯医者での治療というのは、お口を開けていただくので、ただでさえ大変なものです。このローラーコットンがお口に入ったときには、お口の中がいっぱいになり、ますます大変です。
それにも関わらず、どの歯医者でも必ず使われるのは、いったいなぜでしょうか。
その理由の1つは、『防湿』です。防湿とは、歯を乾燥させた状態を維持しておくことです。
この防湿は、歯医者の治療の様々な場面で必要です。
たとえば、むし歯治療で詰め物をする場合です。歯の表面に水分が付いていると、きちんと詰め物が接着しません。また、銀歯などのかぶせを付ける場合にも、水分が付いていると、きちんと接着しません。
お口の中は、唾液でいっぱいです。唾液という水分を避けるためにも、このローラーコットンによる防湿は必要不可欠なのです。
もう1つの理由は、唾液を避けるためです。より正確にいえば、唾液に含まれる『細菌』を避けるためです(お口の中には多量の細菌が存在し、当然、唾液にも細菌が含まれています)。
これは、歯の根の治療のときに重要です。
というのは、歯の根の中にはヒトの免疫(細菌をやっつける機能)が働かないので、特に細菌が入らないよう注意しなくてはならないからです。
ただし、お口の中や唾液中の細菌は非常に多く、このローラーコットンだけでは完全には避けられません。
なので、毎回の根の治療の終盤には、専用の機械で根の中を洗浄し、消毒のお薬を入れさせていただいています。
余談にはなりますが、根の治療の最後には、毎回、仮のフタをさせて頂いています。これは、次の治療までの間に、細菌が根の中に入らないようにするためです。また、根の治療の途中での含嗽(うがい)を極力控えていただいているのも、同じ理由です。
こうして考えてみると、確かに患者様にとって大変ではあるのですが、ローラーコットンの必要性をご理解いただけたかと思います。
おきとう歯科クリニックでも、もちろん、『防湿』や『細菌の侵入』に注意して、ローラーコットンなどを用いて治療を行っております。
歯の痛みや、お口についての悩みなどがございましたら、気軽にご相談、ご予約ください。






