
こんにちは、おきとう歯科クリニックの服部です。雨が続いて嫌になりますね。新型コロナウイルス感染予防のための外出自粛もあり、家にいる時間が増えている方も多いのではないでしょうか。
巣ごもり生活が続いて食事も頑張って作る気になれない…。我が家はそんなときには簡単にうどんにでもしようか、ということが結構あります。私が四国出身で、あのコシのある麺で作られた、讃岐うどんが大好きだからです。コシのないうどんはうどんとは認めない!と熱いこだわりを持ってうどんを食べ続けています。
しかしながら、あのうどんの美味しさを、私たちはどのように感じ取っているのでしょうか?
食べ物のおいしさを味わうとき、味を区別するのは味覚という感覚ですが、歯ざわりというのもなかなか大切なものです。歯ざわりとか歯ごたえという感覚は、歯の感覚と、咀嚼筋(かむための筋肉)の感覚から成り立っていると考えられています。
この場合の歯の感覚とは、虫歯になったときに痛く感じる感覚とはまた別のものです。そして、歯の感覚は歯の表面のエナメル質で感じるのではなく、歯の根の周りをおおっている歯根膜の、圧力を感じるセンサーで感じとります。
また、咀嚼筋の感覚とは、顎を動かす筋肉の中にあるセンサー(筋紡錘)が感じる感覚のことです。筋肉の感覚はたいへん敏感で、うどんが歯に当たったことを、歯根膜のセンサーが知覚し、そのときの咀嚼筋にかかる力を、筋肉のセンサーで知覚します。それらの情報が大脳のコンピューターで総合的に判断されて、うどんのコシがわかる、と考えられています。こういった過程を経て、あの讃岐うどんを「美味しい!」と感じ取れるわけなのですね。
では、全部歯がなくなった総入れ歯の人はどうなのでしょうか?
この場合、入れ歯を支える歯肉のセンサーが歯根膜のセンサーの代わりをする、と考えられているようですが、感度が相当悪くなってしまうようです。そうすると、あの讃岐うどんのコシを上手く感じ取れなくなってしまうようです…なんとも悲しいことですね。
讃岐うどんをはじめ、食べ物のおいしさは、やはり歯が健康でなければわかりにくいのではないでしょうか?自身の歯を大切に守り、美味しく感じられる食事を続けていくためにも、定期的な歯科受診をお勧めします。お気軽にご予約くださいませ。






