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「奥歯」がないほどボケやすい!?

こんにちは、福山市神辺町にあります

おきとう歯科クリニック 大塚です。

 

 

いま日本では、65歳以上の高齢者の5人に1人が介護を必要とし、要介護になった人の5人に1人が認知症を発症しているというデータがあります。

奥歯を失うとなぜボケるのか?
ボケるか、ボケないか。もちろん、誰も絶対にボケたくなどありません!

じつは、ボケるかボケないかの重要なカギは「奥歯の健康」が大きなウエートを占めていることが、近年の研究で明らかになっています。

奥歯を失うとなぜボケるのでしょうか?

①奥歯で噛まないと脳への刺激が減る
奥歯を使ってよく噛んで食べると、歯根のまわりや頬の筋肉が刺激されます。それらの刺激は神経を通じて脳に伝わります。それによって脳の血流も良くなり、脳細胞が活性化するのです。
逆に、奥歯を失い、奥歯を使って噛まなくなると、脳の細胞が刺激されず、脳が老化して、認知症になりやすくなるわけです。

②奥歯が無いと摂取できる食べ物が限られ、脳の健康に必要な栄養素が不足する
奥歯が無くなると、堅いものが噛めなくなるために食べられないものが増え、そのために食事のバランスが悪くなります。その結果、認知症を防ぐ栄養素であるビタミンなどが不足してしまいます。

③奥歯を失うおもな原因となる歯周病が、脳に悪影響を与える
歯を失う原因で最も多いのが歯周病です。
とくに奥歯は歯周病になりやすく、歯周病になると歯ぐきが慢性的な炎症状態になります。
慢性的な炎症によって生み出される物質(炎症性サイトカイン)や、歯周病の原因菌が出す毒素、歯周病菌を退治するために出される活性酸素などが、血管に入って脳に運ばれ、さまざまな悪影響を及ぼすことが指摘されています。

 

「噛み合わせ」が悪いと転倒・寝たきりのリスクも高まる
これら3点のほかにも、奥歯が無いとボケると考えられる理由はあります。
たとえば、転倒のリスクとの関連性です。

高齢者の転倒は非常に危険で、転び方が悪いと脚の付け根の骨折を引き起こし、そのまま寝たきり生活になってしまうことがよくあります。
そこまでひどい転倒でなくても、一度転ぶとまた転ぶのではないかと不安になり、自宅でじっとするようにもなります。結果的に自宅に閉じこもることで、運動不足になり、心身が衰弱して寝たきりにつながります。
転倒しやすい人は、体のバランス機能や足腰の筋力が低下しているケースが多く、そこには奥歯の有無が密接に関わっています。

奥歯の噛み合わせが悪いと、下顎がふらついて頭部が不安定になり、同時に頭部を支える体も不安定になります。すると、体のバランスを崩して転倒しやすくなります。歯根や咀嚼筋からの信号は、頭部の位置を安定させることに深く関わっているのです。

 

うつや閉じこもりをも招く
また、意外に思われるかもしれませんが、奥歯は心にも影響を与えます
「歯がまったく無い人」は、「歯が20本以上ある人」に比べて1.28倍、うつ状態になるリスクが高いことも明らかになっています。
では、なぜ奥歯を失うと、うつや閉じこもり状態になるのでしょうか?

私たちは人との関わりの中で生きています。人間関係は時に悩みのタネですが、家族や友人、知人との関わりは人生に活力を与え、大きな喜びももたらしてくれます。
人と仲良くなると自然と食事をともにするようになります。食事をしながら会話を楽しむことは、人生の楽しみの一つです。とくに身体活動が減っている高齢者にとって、食べることはなにより大きな楽しみです。
しかし、老人クラブなどの集まりでお弁当が出ても、みんなと同じものが食べづらくなるとどうでしょうか? 次第に食事会などに出席することを控えるようになるのではないでしょうか。
そのため、奥歯を失い、食べる楽しみが徐々に奪われると、うつや閉じこもりになりやすくなると考えられるのです。
そして、うつや閉じこもりは認知症の原因にもなります。

 

「1本目の歯」を失うことが、歯の欠損の連鎖を引き起こす
奥歯を失うことが認知症や寝たきりを引き起こし、健康寿命を縮めてしまうことのリスクをお伝えしましたが、近い将来、認知症や寝たきりにならないためには、「1本目の歯」を失わないことが大切です。
いずれ失うとしても、失う時期を少しでも遅らせることが健康寿命を延ばすことにつながります。

歯を失ったことで、将来、認知症や寝たきりにならないための歯と歯ぐきの正しいケアを、今日からぜひ始めてください。

 

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