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2012/07/28根の病気 part2

みなさんこんばんは!おきとう歯科クリニック 中谷 です。

さて根の病気パート2はじまります。

先週の復習です。

根の病気はばい菌が原因だ。

が大きな内容でした。

さて、炎症に至る経路をたどってみましょう。

前回のブログで

根の病気.jpg








 この病気が起こる条件という項目がありました。歯髄と呼ばれる歯の中の空洞に

ばい菌が入ったとき炎症が起こります。

歯髄に来る白血球の数は少ない!

ほとんど勝敗は決まっています。

 

歯が健康ではない。 

健康というのはエナメル質(歯の表面 固いところ)が無事ということ。歯髄にばい菌が入る余地がありませんね。

歯が虫歯、歯周病にかかっている                       

  虫歯の場合 虫歯菌が歯を溶かし歯髄に到達。炎症が始まります。

前に歯に入ってくる血管は非常に細く白血球もあんまりこれない。

というお話をしたと思います。急性歯髄炎が起き歯髄の神経は死にます。

(神経、血管が壊死する。といいます。壊死した組織は

その役割を果たしません。)

死んだ神経を栄養にして菌は増え続けます。

そっからが根の病気の始まり。

菌は深部に到達し歯根の先の出口まで行きます

(神経血管が歯に入る入口ともいえますね)

歯根の周りは何があるんでしたっけ?そうです。骨ですね。

骨にじわじわ炎症をおこしていきます。その結果歯根の先っぽ周囲の骨が溶け

その空洞がまたばい菌の住処になります。


白血球も黙ってはいませんので、戦いに来ます。


炎症が起こります。


ばい菌と白血球の死骸である膿が溜まります。


体の免疫が下がったとき(=白血球の力が弱まったとき)

にはばい菌は調子づいてさらに骨を溶かしとうとう骨をおおっている

歯茎まで侵入し、腫らしたり、膿を出したりします。

この状態までくると慢性とは呼べません。

急性根尖性歯周炎と呼ぶようになります。(大抵痛い)

歯茎を腫れさすので歯周病かと思ってしまいますよね。レントゲン写真で大体

診断がつきます。

 ばい菌の大軍が死傷者(膿)を出しながら歯を通過し、骨を突き破って

歯茎を腫らし、風船のように膨れた歯茎がやがてパアーンと割れて大軍は

膿と共に口腔内に帰ってきます。(つまり歯茎から膿がでるということです)

 

歯に穴が開いてほっておくと骨や歯茎まで穴が開いてしまうのですね。

怖いですね。顔の皮膚に穴が開くこともあります。(本当です。)

 

歯周病が原因の場合

 

ちょっと特殊です。ばい菌の進む経路が

虫歯→.jpg


でなくて








根の病気委.jpg

こうきます。

歯周病は歯根膜や骨を溶かしていくので

こういう経路で、いきやすくなります。

エナメル質が健全でもこう来られ

たら神経も生きてはおれません。

前から攻めてこず、背後から菌が襲って

くる。神経からしたら奇襲攻撃ですね。

これは頻度としてはめったに起こりません。

これが起こる歯すでに結構ぐらついていることが多いです。

 

歯が強い刺激(外傷、事故)を受けた

 歯が脱臼したときに根の先の部分で神経血管が断裂します。

断裂した部分は栄養がいかなくなるので歯髄の神経血管は壊死します。

この状況だけなら通常無菌状態なので、根の病気は起こりません。

おそらくハリセンボンはるかの前歯の状態です。

ただ外傷で歯髄が露出した時はいきなり虫歯になったようなもので

一気に急性炎症が起き神経が壊死します。

(迅速な対応をとれば神経が残せる可能性があります)

 

治療したことがある歯

 これなんですけどね。

根の病気になる条件に入れたんですけど、

前回、治療したことがある歯は根の病気になる可能性が高い みたいな

書き方をしたんですが、訂正します。

 歯が虫歯でも歯周病でも外傷の既往もないのに根の病気である場合、

その歯は治療歯です!!

 治療したことがある歯は根の病気になりうる可能性を秘めている

という言い回しが正しいでしょうか。

 

 

さて、根の病気、意外と内容盛りだくさんでパート2までじゃ収まらなく

なってきました。次回予定外のパート3をさせてください。

そのくらい根の病気は奥深く、理解しにくいのです。

 

ではまた来週お願いいたします。



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