スタッフブログ
2021/06/25症例報告
こんにちは!福山市神辺町にある おきとう歯科クリニック 歯科医師の中谷です。
何を隠そう。僕の右下の奥歯のレントゲン写真です。
所見を述べますと、親知らずが半分埋まっています。
そして親知らずの手前、奥歯の後ろの影、、これは虫歯です。
親知らずが生えきってない場合、このように手前の歯が虫歯になりやすくなります。
半年前には気づいていたのですが医者の不養生というやつで、、
他、奥から2、3番目に金属の修復物が浅く入っております。
1週間前に突然、右で噛んだ時に食べ物が歯に粘りつき、歯に強い重力がのしかかり、
そのGは日に日に重さを増してくる。そして鈍い痛みから噛んだ時の強い痛みに変わっていきました。
「痛い。。お米はなんとか食べれるけれど、ほとんど食べれない。無理やり右で噛んでいくと顎全体に広がるような痛みが。。苦しい」
噛まなければ痛くないのですが、痛みを感じた後はしばらく痺れた手足のようなジンジンとした感覚が襲ってきます。
放置してた虫歯が原因か!?
すぐにそう思いました。
ただ、噛んだ時の痛みは奥歯の全体に広がりどの歯が原因かいまいちわかりません。
「そろそろ治療しないとな。。」
そう思っていましたが、指の爪でコンコンと1本ずつ叩いていくと(打診と言います)
なんと奥から3番目のレントゲン上一見何もない歯に過敏な知覚反応が!?
レントゲン上そんなはずはないのですが明らかに3番目が痛い。。はぎしりや食いしばりは
特に自覚はなく、なぜこの歯が痛むのかは自分の見解ではすぐにわかりませんでした。
多分歯医者に行ってレントゲンを撮られたら「奥から2番目の虫歯が原因ですね。」
と言われ虫歯治療を受けていたでしょう。
患者さんの歯の痛みを診察するときによく遭遇するのですが、
原因がわからない痛み、これは確実に存在します。
ただ、痛みがあるからには原因があるというのがで西洋医学の考え方ですので
原因がわからない痛みに対して僕が患者さんに提案し実践している方法をしてみました。
奥から3番目の歯の噛み合わせを弱くする調整です。
さらに炎症に対して消炎効果があると思われる抗生物質を三日分飲みました。
2日目までは痛かったのですが、それでも明らかに痛みが軽減している。
4,5日目までは痛みがあることを意識した食べ方をしていましたが、その後から徐々に痛みがあったことを
忘れるくらい噛むことができるようになりました。
なんだったんだ。。痛みの原因は。
レントゲン上奥から3番目の歯に特に異常所見は見当たりません。
強い負荷がかかっていると根の周囲の異常所見が見られたりするものなのですがそれもなし。
当然虫歯は変わらずありますので、今回痛みの原因ではなかったと思われます。
「疲れ!?ストレス!?」
確かに疲れてはいました。色々と想定外の仕事が重なり忙しかったのは事実なのですが
それが歯の痛みを引き起こすようなことは今までありませんでした。
いつも患者さんに説明していることなのですが
「僕らがわからないようなことで歯の痛みは起こりうる。
それは口腔内には常に細菌が数多くいるということが関係していると思う。
普段は血流を通して免疫細胞が作用して炎症に至らないように症状を抑えているが
そのバランスが崩れ細菌の増殖が優位になると急性症状が起こってしまう。
これは虫歯で痛みが出た時や歯周病で痛みが出た時も同じです。
もう一つが荷重負担です。
歯にはかかっても大丈夫な力の限界値が存在すると思われます。
その負担が継続して容量オーバーになった時に炎症が強くなり痛みが起こる。
手首を使いすぎて腱鞘炎になったり、歩きすぎて膝に炎症が起きてしまう。」
どちらが原因かはわかりませんが、放っておいても治ったのかどうかはわかりませんが
痛みがある時がかなり辛かったので、やはり歯に痛みがあるときは早めに歯医者さんに行った方が良いです!
そして、今回のようにやはり歯に病気や原因がなくても歯の痛みは起こりうるということを改めて身をもって
体感することができました。
しかし、あの痛みはほんとに10年以上ぶりでした。
ほんと痛みが引いて改めて普通に噛めることの幸せを痛感しました。
よかったよかった。
(本当は今回の歯の後ろには虫歯があるので治さないといけないのですが、、)
カテゴリ:お口のいろいろコラム,はのはなし,スタッフブログ
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