こんにちは、福山市神辺町にあります
おきとう歯科クリニック 大塚です。
4つの「口の力」が落ちていないかチェックしよう
マスクをしていると、口元が無防備で、口まわりが老けたような気がする…と思う方も居るかもしれません。
以前は、口の老化といえば「歯」に重きが置かれていました。
とはいえ、多くの方の口の中を診ていると、歯は個人差が大きいと実感します。
60歳でもケアが行き届き、驚くほどしっかりした歯の方も居ますし、若くても歯が弱っているケースもあります。
一方で、噛む力、舌の力である舌圧、唾液量など、歯以外の口のまわりの機能は、加齢とともに誰もが徐々に落ちていきます。

そこで、今注目されているのが「オーラルフレイル」です。
オーラルとは英語で「口」。フレイルは「虚弱」を意味し、身体の筋力や心身の活力が低下した状態を指します。
つまり「オーラルフレイル」とは、口の機能が弱っている状態のこと。
具体的には、「飲み込みづらい」「滑舌が悪くなった」など、些細な老化から始まります。
オーラルフレイルの人は、そうでない人に比べ、死亡リスクや要介護リスクが上がるという調査結果も報告されています。
オーラルフレイルは60代後半以降に顕著になりますが、実際は40代後半ごろから兆候が出始めます。
日常生活の中で、会話の滑舌が悪くなった、硬いものが食べにくい、食事の時にむせる、などが思い当れば、オーラルフレイル予備軍かもしれません。
特に、留意したいのは、年齢とともに落ちやすい「噛む力」「舌圧」「唾液量」「飲み込む力」の4つの力。
口の健康を支えているのは歯だけではありません。
「食べる」には、口全体の機能が重要です。
「食べる」動作は、餅つきに例えられます。
口の中は臼、歯は杵、噛む力はつき手の筋力、こねる人は舌、打ち水は唾液になぞらえられます。
つまり、歯である杵は欠かせませんが、他の力もなければ、餅はできません。
こねる舌の力や打ち水である唾液も必要です。
力が弱い人がつき手だと、餅になりません。
そして、出来た餅を食道へと送り込むには飲み込む力も必要というわけです。
参考文献:食べる力を落とさない!新しい「歯」のトリセツ






