スタッフブログ

明けましておめでとうございます。

おきとう歯科クリニック 中谷です。

本年も皆様よろしくお願い致します。

 

新型コロナウイルスと歯肉炎の関係

海外の論文では、新型コロナウイルスと口腔疾患について報告された論文があります。

新型コロナウイルス感染症では、歯周病変を含むさまざまな口腔内症状が現れる患者がいて、
重度の口臭、浮腫と紅斑、歯間乳頭の壊死、歯肉の自然出血を呈する壊死性歯肉炎が認められる
と報告されています。
また、口腔内病変の消失はウイルスの消失と並行して起こることから何らかの関連が示唆され、
新型コロナウイルスと口腔内に発現するウイルス受容体のACE2との相互作用は、
口腔上皮細胞の機能を変化させる可能性があり、潰瘍性歯肉病変の出現を説明する
メカニズムのひとつと考えられるとしています。
ただ、まだ症例報告数が少ないため、コロナ感染がこれらの口腔症状に直接関係しているのかは
はっきりせず、ほかのウイルスの複合感染、免疫の低下、治療に使う薬剤の副作用の可能性
も指摘しています。

壊死性歯肉炎とは
口腔内にすんでいる細菌のいくつかが過剰に増殖するなどして感染と炎症を起こすことが
原因で生じます。
われわれの口腔内には400種類近い細菌が存在していて、
その数は100億を超えるといわれています。
それらのバランスが、ウイルス感染などによる口腔環境の変化によって崩れると、
発症しやすくなるのです。
多くは軽症で5日ほどで改善しますが、重症化すると発熱やリンパ節の腫れといった
全身症状が現れるケースもあります。

コロナ患者で報告されている「歯間乳頭の壊死」や「壊死性歯肉炎」は、
歯と歯の間などの歯肉に痛みや腫れが生じて壊死してしまう病変です。
歯肉が壊死すると潰瘍が形成されるが、潰瘍を覆う偽膜は剥がれやすいため、
飲食や歯磨きによって潰瘍が露出して、出血や痛みが起こりやすくなります。
柔らかい歯ブラシを歯茎に当てないように使う

コロナとの関連はともかく、こうした歯肉炎をはじめ、歯茎に腫れ、痛み、出血がある場合でも、
ケアをおろそかにして口腔内の衛生環境を悪化させるわけにはいきません。
歯肉炎が歯周病につながったり、歯茎の傷から口腔内細菌が侵入して全身を巡り
さまざまな病気の原因になるリスクもあるからです。

歯茎に腫れや痛みがあって出血しやすい状態の場合、
歯磨きには柔らかい歯ブラシやスポンジブラシを使ってもらいます。
ブラッシングでは、歯ブラシの毛先を斜めにすると歯茎に当たってしまうので、
歯面に直角に当てて弱めに歯だけを磨くようにしてください。
また、歯茎が傷ついているならその周辺はブラッシングを避け、
『コンクールF』などのグルコン酸クロルヘキシジンが含まれた低刺激のうがい薬で
口腔内をゆすぐのがいいでしょう。
うがい薬をしみ込ませた綿棒で、歯面だけをケアする方法もあります。


壊死性歯肉炎は新型コロナウイルスが流行する前からあった病気ですが
頻度としては非常に低いものです。
歯周病も同じなのですが、免疫力とのバランスが症状の発生を抑制しています。

口内細菌の数は100億です。
免疫の力が弱くなるか、細菌の増殖が度を超すと
壊死性歯肉炎のようなことが起こる可能性があるということです。
新型コロナウイルスが関係あるとしたら免疫系への悪影響だと思われます。

いかに普段のケアや歯科医院に定期的に通うことが重要かわかります。


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