こんにちは、福山市神辺町にあります
おきとう歯科クリニック 大塚です。
今日は『マスク生活で口内炎が増加』についてお話させていただきます。
マスク生活が続く中、気が付くと口内炎ができる人が増加しています。
軽いものなら数日で症状が改善するが、長引くものや痛さを感じないものは、体の不良のサインとして現れることもあります。
“自然に治る”と放置しがちだが”手遅れ”にならないために、見極めと予防が大切です。
口内トラブルは、心身からのSOS
感染対策で、マスクを着けている時が増加している影響で「口の中のトラブルも増えている」というのは、歯科医師・口腔外科評論家の宮本さん。
「マスクはコロナの感染予防対策にはとても重要なものです。鼻と口を覆って隙間がないよう、顔全体にフィットさせる。これが正しい着け方ですが、息苦しさのため、マスクの下で口を開けて呼吸をしている人が多いようです」
「口呼吸が原因で口内が乾燥し、虫歯や歯周病のリスクが高まるとともに、口臭や口内炎など、様々な問題が引き起こされるのです」
そもそも口内炎とは、口の中の粘膜の炎症の総称で、痛みや不快感があるのが特徴です。
「口の中は体のほかの部分と比べて傷がついたり、炎症が起きても治るスピードが速い。そういう意味で、体からのSOSを発信しやすい場所だと考えられます」
たとえば、胃に不調があって炎症が起きても、初期段階ではあまり自覚症状はない。
「ところが、口内炎なら目に見えますし、痛みも強いため気がつきやすい。そのため、様々な不調を自覚するために、口内炎が”SOS”を発信しているという訳です。口内炎の痛みは強いですが、通常は2週間ほどで治るため、体に大きなダメージを与えずに済む利点もあります。『口内炎がえきたら治せばいいや』と単純に考えず、何が原因で出来たのかを考えることが、心身の健康に大切なのです」
口腔内の乾燥で免疫力が低下する
長引くマスク生活で口内炎が出来るのは、口呼吸による口腔内の乾燥が原因です。
「口の中の歯以外のところ、歯茎、頬の内側、舌、唇は”粘膜”で出来ており、唾液で常に潤っています。口呼吸をしていると、この唾液が蒸発して粘膜が乾燥し、ちょっとした刺激でも口の中が傷つきやすくなり、口内炎が発生しやすくなるのです」
唾液には、口腔内の粘膜を覆って潤いを与えて保護し、細菌の繁殖を防ぐ役割の他、細菌や食べかすを洗い流し、口の中の酸性度を一定に保つことで虫歯や歯周病を予防する役割があります。
「マスクは外からのウイルスなどを防ぐのに大切な役割を持っています。ですが、唾液が減少した口の中だけを見ると、感染しやすい状況になっていると言えます。さらにコロナ関連のストレスが増えたことで唾液の分泌が落ちていることもあり、口内のトラブルが発生しやすい状況にあるのが現状です。鼻には、ウイルスや細菌の侵入を防ぐ、という防御機能がありますが、口にはありません。唾液という免疫機能が働かなければ、さまざまな感染リスクが高まり、口内炎の発生リスクも上がります。マスクの有無にかかわらず、できるだけ鼻呼吸をして、適度に水分をとり、口の中を乾燥させないように気を付けること。口内が唾液で満たされていれば、免疫がしっかり機能している状態と言えます」
危険なマスク&口呼吸
マスクの下で口を開けて呼吸をした場合
・唾液が蒸発して口内が乾燥、口臭の原因になる
・舌先が下の歯についた状態は舌が歯ですれて傷つきやすい
粘膜が傷ついて口内炎は発生する
乾燥以外にも、栄養不足、胃の不調、免疫力低下、外傷、ウイルスや細菌のように、口内炎が出来る原因はたくさんあります。口内炎が出来る原因で多いものは”舌や頬の内側を噛む“”自分の歯や詰め物、入れ歯に強くすれる“”熱いものを食べてやけどをする“など一時的に粘膜に傷がついたことによるものです。
「最近増えていると感じるのは、舌の先にできる口内炎、これも実は口呼吸が原因の可能性があります。口呼吸をすると舌が下がり、舌の先が歯に触っていることが多いのです。この場合、無意識の内に舌で下の歯をこすってしますため、舌の先端に傷がつき、口内炎が出来るのです。原因が明らかで、すぐに治ればそれほど心配する必要はありません。ただ、同じ場所に繰り返しできる場合は、歯の形が尖っている、詰め物や入れ歯が合わなくなっているなどが考えられるので、歯科医に相談しましょう。」
消火器の粘膜へのダメージ
「もともと消火器の弱い人や、疲れがたまって胃腸が弱っている人は、胃腸の粘膜に炎症が起こっていることがあり、その延長で口の中に炎症が出て、口内炎になる人もいます。繰り返しできるときは、胃腸に不調がある可能性も考え、胃に負担をかけない食生活を心掛けましょう」
マスク生活はまだまだ続くと思いますので、この記事に書いてあることに気をつけましょう!






